5/27最新作「美艶‐Bien」発売&同月作品ラインアップ
ごぶさたしております。
何やかやあって1カ月以上ブログを放置しておりましてすみません。
そうこうしているうちに平塚さんを巡る事態が新局面を迎えました。言うまでもなく、通算7本目となるDVDの詳報が発表されました。
5月27日、エスデジタルから発売の「美艶‐Bien」。ブルーレイとDVDの同時発売です。
メーカーのエスデジタルからは初のリリースとなる平塚さん最新作。通算7本目と言うことで、てっきり名前にかけたタイトルかと思いましたが。
てなわけで、平塚さんの「美艶」と争うこととなる5月発売の新作DVDをメーカーごとにピックアップしてみました。
【エスデジタル】
平塚奈菜「美艶‐Bien」
葉月「風に誘われて…」
里々佳「タイトル未定」
森ちあき「M ch.」
美奈リヨン「Butterfly」
【竹書房】
森咲智美「bloom」
青山ひかる「あおみんキャット」
春菜めぐみ「密着恋愛」
新垣優香「ミルキー・グラマー」
日比谷亜美「ミルキー・グラマー」
日野麻衣「タイトル未定」
【ラインコミュニケーションズ】
原幹恵「恋の時間、君の渚」
倉持由香「桃尻彼女4you」
長澤茉里奈「まりちゅうに夢中」
木村あやね「妄想ベイビー」
【イーネットフロンティア】
神谷えりな「えりにゃん日和」
為近あんな「為近シンドローム」
石原佑里子「ゆりりん」
小澤らいむ「らいむらいと」
鈴原優美「ゆみきゅん」
今野杏南「アンナあなたに拾われて」※
安枝瞳「瞳の中の瞳」※
栗原みさ「蜜愛」
藤本結衣「White Dream」
寺田安裕香「これが彼女のあゆむ道」※
紺野栞「しおりずむ」
のらねこ「のらねこ」
【ギルド】
橘花凛「甘えて凛凛」※
【シャイニングスター】
殿倉恵未「タイトル未定」
【スパイスビジュアル】
衛藤ひかり「清純クロニクル」
秋月陽向「恋のトリセツ」
高畑舞花「衝動サプライズ」
後藤田えみ「マシュマロOver」
佐々野愛美「美少女伝説」
森村さき「マシュまろ」
有馬奈那「スーパーレースクイーン」
いなばなつ「なつ物語」
熊野はるか「タイトル未定」
晴野未子「タイトル未定」
岡田めぐ「少女メモリアル」
伊藤菜ノ香「なのか☆ナノカ」※
松本菜奈実「mellow」
羽入悠栞「究極乙女」
佐々木みゆり「ハミぷるっ!」
小林文乃「純朴*アスタリスク」
尼野なみ「恋糸ラプソディ」
藤井まりお「グラマラスヨガ」
恵美あいり「どきゅめんと」
【グラヴィス】
石岡真衣「タイトル未定」
川村ゆきえ「タイトル未定」※
【グラッソ】
小松詩乃「隣のお姉さん」
新垣由奈「もうひとりのワ・タ・シ」
新美奈津美「なっちゃんの休日」
神田美晴「デカメロン」
辻あいり「桃尻」
※印の付いたグラドルは、前作「30+α」(シャイニングスター)を発売した今年1月、同時期にDVDを発売した人です。再び平塚さんと競う相手ということですね。
五十音順に名前を挙げると伊藤しほ乃、伊藤菜ノ香、川村ゆきえ、今野杏南、橘花凛、寺田安裕香、安枝瞳(敬称略)。いずれもIV界の第一線を張る人々で、こうした強豪と再び矛先を交えることができるのは、平塚さんも非常にやりがいがあるでしょう。
ちなみに伊藤菜ノ香と平塚さんは、現在開催中の「第5回IVセンバツ」にて、準々決勝で直接対決する予定です。このブログをのぞく殊勝な皆さんは、ぜひともそちらのたたかいにも興味を持っていただければ幸いです。
ほかに注目すべきと言えば、20歳代最後の年も精力的にIVを出した原幹恵、中堅世代トップの倉持由香、活動休止を発表した為近あんな、ロリータ系として伸びてきている長澤茉里奈といったところでしょうか。個人的には、平塚さんと同世代で肉感的なグラビアを得意とする小松詩乃がひさびさに新作を出すようなので、不気味な存在といえます。
しかしご承知のように、AmazonがアイドルDVDの圧倒的多数を取り扱い対象から締め出したこともあり、Amazonランキングという一定の指標が失われてしまったのは今さらながら残念なことです。これまで当ブログでも平塚さんのIVをAmazon1位に押し上げるというのが継続的な目標にありましたので、正直言ってどこへ目標を置くかいまだに思案しているというのが率直な現状です。
しかしこの数カ月、平塚さんが東スポや週プレネットの取材を受けるなど確実に彼女を取り巻く情勢はいい方向へ変わっています。ランキングでなくとも、内容の上質さで今作の「美艶」がまた話題となり、平塚さんのさらなる飛躍となるよう、微力ながら力になろうと思います。
「美艶」発売まで3週間を切りました。万障繰り合わせて「平塚奈菜1位の会」は、改めて取り組みを強化していきます。
平塚さん31歳おめでとう&グラビア界復権の先頭に立て
3月25日、平塚奈菜さんはめでたく31歳の誕生日を迎えました。おめでとうございます。
平塚さんはこの間、舞台「熱いぞ!猫ケ谷」の公演を終えた後息つく間もなく新作DVDの撮影のためサイパンへ行っていたとのこと。なかなか充実した中で誕生日を迎え、喜びも一入(ひとしお)だったのではないでしょうか。
ただし、平塚さん自身は31歳を迎えるにあたって少し複雑な思いもされたようです。誕生日に更新したブログの記事で、ポツリと心境の一端を漏らしています。
(ブログ「NANA NAVI」3月25日分から)
この記事で平塚さんはこの一文をものしています。
「ただ、
グラビアDVDやBlu-rayも中々厳しいのが現状ということで、、、、
世知辛い世の中ですよ。」
自身のtwitterでは、誕生日を祝ってくれた人に対してこのようなリプをしています。
@tousai ありがとうございます!グラビアいつまで続けられるかわからないけど、がんばりますかお
— 平塚奈菜 (@hiratsukanana) 2016年3月25日
(3月25日分の平塚さんtwitterから)
自身のバックボーンである下町娘そのものの快活さがセールスポイントな平塚さんにしては、何とも弱気な感じのする文章です。
こうした弱気が口をついて出るのも、分かる気がします。グラビアファンの皆さんなら承知と思いますが、このほどAmazon社が自社の指定しないメーカーおよび芸能事務所に属さないグラビアDVDを新年度の4月から取り扱わないという方針を公然化しました。こうした一方的かつ不明瞭な基準による規制に対しては、私もtwitterで反対と抗議の意思を表明しました。
私マサトヰシグロシャムロックは、アマゾン社の一方的なグラビアDVD規制に反対し、抗議の意思を表明します。同社の規制はDVDの制作活動への事実上の介入といえるもので、ユーザーの購入の選択肢を著しく狭めます。他のコンテンツへの大規模規制につながりかねないもので、到底容認できません。
— アマゾン調子乗んなよボケ (@masa10ishi96) 2016年3月20日
(マサトヰシグロシャムロックのtwitter3月20日分から)
客観的にみてグラビア業界は危急存亡のときに来ていると言えますが、私自身は絶望していません。かつてAKBグループが大挙して週刊誌のグラビアページを占領したとき、「グラビアアイドルはもう終わった」とまことしやかに囁かれたものでした。
しかし実際には壇蜜や橋本マナミ、手島優や杉原杏璃といったグラドルの、バラエティー番組など各分野での必死の頑張りによって、メディアで「グラドルが息を吹き返した」と評価されるまで盛り返しました。そういう実績が既にあるからです。
既に現在のグラビア界を引っ張る存在である倉持由香が、この窮地において紙媒体でグラドルの再評価を図ろうとグラドルファンへ協力を呼び掛けています。また3月24日、NHK番組「ファミリーヒストリー」に壇蜜が出演。35歳の今も週刊誌のグラビア常連である彼女が公共放送のゴールデン帯の番組をジャックするという快挙を成し遂げました。Amazon問題という大きな逆風はあれど、全体的にはグラドル勢の盛り返しはまだ続いていると言えましょう。
ここで求められるのは、31歳を迎えた平塚さんのいっそうの頑張りだと思います。前回紹介したように、平塚さんはDVDショップに自ら新作DVDの営業をかけ、その姿勢がメディアの注目を浴びました。もはや彼女は倉持に勝るとも劣らない、若手グラドルの指標たりえる存在になっているといっても過言ではないでしょう。平塚さんの頑張りに、グラドルの再びの復権がかかっていると宣言しておきます。
新作DVDは5月発売予定とのこと。これまで当ブログ「平塚奈菜1位の会」でも指標の一つとしてきた「Amazonランキング1位」がめざせなくなるハンディはありますが、メディアで評判になるほど平塚さんの新作が評価され、ひいてはグラドル界に反転攻勢をもたらすよう微力ながらも力を尽くしたいと思います。ともに頑張りましょう。
注目浴びる平塚さんの「DVDショップ巡りの旅」と私からの提案
通算6本目の最新DVD「30+α」発売に際し、平塚さんが独自に着手した取り組みがあります。「#平塚奈菜DVDショップ巡りの旅」と称し、「30+α」を発売しているDVDショップに自らSNSなどで申し入れし、自身の足でその店舗に営業をかけるというものです。2月11日から始まったこの取り組み、開始1カ月で平塚さんは3つの店舗を回りました。その様子はご自身のブログで垣間見ることができます。
(平塚さんのブログ「NANA NAVI」2016年2月11日分から)
(「NANA NAVI」2月13日分から)
(「NANA NAVI」2月23日分から)
こうした動きをマスコミがかぎつけ、東スポが東日本大震災発生から5年となる3月11日に彼女の取り組みを伝えるニュースを掲載しました。なかなか読みでのある内容です。
(「東スポWeb」3月11日付から)
こうした報道を踏まえて、改めて個人的に平塚さんの「DVDショップ巡りの旅」の意義を3つのポイントで語りたいと思います。
1つ目は、こうしたグラドル自身のDVDの営業活動が希有なケースであることです。この点は東スポの記事でも指摘されています。DVDを発売しました、リリースイベントやりました…で終わらせることなく、持続的に一つの作品の売り込みをかけるやり方は、非常にうまいと思いましたね。
アイドルDVDは毎月膨大な数がリリースされますから、基本的に店舗では新作重視の販売スタイルとなります。そこへアイドル本人が、発売から若干の日数がたった作品でも単身売り込みをかければ、その店舗ではプッシュしようという方針になるでしょう。そうすればDVDが、結果としてロングランヒットにつながる効果も期待できるわけです。
2つ目は、平塚さんが営業をかける際に手書きのポップを持ち込んでいる点です。これは対応した店舗スタッフにとって、自身がポップを書く手間がいらないわけですから、そうした物理的な理由で歓迎される意味もあるでしょう。
重要なのは、大学の芸術学部出身という平塚さんがポップを手書きしたという点です。もともと平塚さんは絵を描くのが好きで、過去のDVD「No.7」「ななの七変化」では自筆のイラストを載せていました。こうした特技をポップ作製の中で披露することで、「こんな仕事もできますよ、オファーお待ちしていますよ」というアピールもできるわけです。
今回、平塚さんの営業活動を知って後追いしようとするグラドルがいるかも知りませんが、やるなら彼女以上にポップを素人離れした画力で仕上げる力量が必要でしょうね。その意味で、平塚さんの「手書きポップ」は他のグラドルとの差別化に成功したと言えるでしょう。
3つ目は「会いに行けるアイドル」などという昨今のアイドルコンセプトの正反対を行く行動を取ったことです。会いに行けるアイドルというのは聞こえのいいフレーズですが、結局は「会いに行く側」の人が交通費だのCD代だので多額の出費を強いられるわけです。
平塚さんの「DVDショップ巡りの旅」は、DVD購入者にとってはその真逆を行く取り組みだと思います。DVDショップを訪れる人ってのは往々にして仕事帰りにふらっと立ち寄る人が多数を占めると思いますが(私もその一人です)、その仕事帰りに立ち寄ったDVDショップで平塚さんがいてごらんなさいよと。テンション上がって本人出演のDVDを1枚買って帰ろうというのが人情というものでしょう。
そういうユーザーの感情を揺さぶるものとして、平塚さんの「DVDショップ巡りの旅」は意義深い取り組みだと思います。現時点では新宿と秋葉原のショップにとどまっており、ご本人の目標も「23区内」と掲げているようですが、個人的には、多摩地域および神奈川、埼玉、千葉といった首都圏のDVDショップにも足を伸ばしてもらいたいと強く願う次第です。
さて最後に、これまでもさんざん平塚さんにお願いごとをしてきた私ですが、ぜひとも彼女に営業をかけてほしいところがあります。
『SPA!』で連載中の、みうらじゅんとリリー・フランキー両氏がホストを務める「グラビアン魂」へ営業をかけてほしいと思います。
2人の卓越したグラビア批評で、壇蜜や橋本マナミはじめ数々のグラドルのブレイクに寄与してきた「グラビアン魂」。このコーナーに出演できれば、平塚さんの飛躍へ大きな跳躍台になると思います。ぜひともこのブログをご本人が読まれる機会がありましたら、僭越ながらご一考いただければ幸いです。
東日本大震災5年と平塚さん
ごぶさたしております。最近記事の更新が滞っており申し訳ありません。
最新DVD「30+α」のレビューも中途でさぼっている状態で非常にすみませんが、今回は別の話をしたいと思います。
まず昨日3月11日、東日本大震災が発生から5年を迎えました。あの未曾有(みぞう)の大災害から5年、「もうそんなになるのか」というのが正直な思いです。震災当時、私は職場のデスクで仕事中でしたが、2011年3月11日午後2時46分からの数分間の揺れは今でも鮮明に思い出しますね。
なぜ拙ブログで震災の話をするかというと、平塚さんご自身が被災地に縁の深い人であるからです。彼女が震災発生後、初めて更新したブログ記事でその事実を知ることができます。
2011/03/12|平塚奈菜オフィシャルブログ「NANA NAVI」Powered by Ameba
↑の記事で、平塚さんの親戚がまさに被災地である宮城県内に在住であることが分かります。仙台市に親戚(後述の記事でおじさんの家族と判明)、そして特に宮城県内でも甚大な被害を被った石巻市に祖母の方が在住していたということです。ご祖母様はどこかに避難していることがこの記事で既に確認されていますが、携帯もろくにつながらない、帰宅も食糧確保もままならない状態だった震災当日のことを思い出してみれば、平塚さんの心配はいかばかりだったか、5年たった今も想像に難くないと思います。
実は平塚さん、震災の約2週間後に3rdDVD「RAINBOW」(トリコ、嶋公浩監督)の発売を控えていました。当時、DVDを製造する工場も震災のあおりで作業が中断する状況もあったという話も聞きました。平塚さんはじめ、この月にDVDをリリースしたグラドルはもろにセールスおよびイベント等に影響及んで大変だったと思いますね。
平塚さんは震災から1年たった時期、初冬に親戚が被災した宮城県を訪れた記事をアップしています。
3月11日。|平塚奈菜オフィシャルブログ「NANA NAVI」Powered by Ameba
幼少時代の思い出があるご祖母さまの家が更地になっていたという記述は、今もってインパクトあります。津波の恐ろしさを再認識させられますね。
しかしその更地から一輪の花が咲いていたのを平塚さんが発見し、そこに希望を見いだすコメントをしています。
ぽつんと咲くその花は、
北風に吹かれ揺れながらも、
とても、とても強く見えました。
震災現場を自身の目で見てきたからこその、力強い言葉ですね。
その言葉通りに、平塚さんはその後も芸能活動にまい進。自身で「フリーターかアイドルか分からない時期を過ごした」という臥薪嘗胆を経験した後、震災直後以降途絶えていたDVDのリリースを再開し、その確かなグラビア技術が評価され今に至ります。ご祖母さまをはじめとする被災者への思いが、平塚さんの再評価につながったというのは、果たして言いすぎでしょうかね。
震災から5年の今年、平塚さんは舞台「熱いぞ!猫ケ谷」の練習が忙しいのか3月7日以降ブログの更新が途絶えており、ご自身の震災への思いはブログで聞けていない状況です。しかし彼女は復興への思いを内に秘め、目の前の活動に全力投球していると私は確信しています。落ち着いたころに、彼女の現在の震災5年への思いを聞けたらうれしいですね。
「30+α」レビューその3(シャイニングスター、加納典譲監督)
第2チャプターレビューの後半戦。何しろこのチャプター、1本だけで約20分もある代物で、かつ平塚さんの濃厚な演技があるのでなかなかレビューが終了しないという裏事情がありまして。まあ読者の方には知ったことではないので進めます。
風呂上がりで寛ぐ、バスタオル姿の平塚さん。そこへ恋人が忍び寄り、彼女の肩にポンプの白濁液を噴射します。
(第2チャプターから)
驚きつつ「まだ服着ていないの?」と聞かれた半裸の恋人。スキンケアを手伝うという申し出を平塚さんは快く受け入れる…のですが。
(第2チャプターから)
先ほど肩にクリームを落としていたのに、何故か両足のスキンケアを始める恋人。平塚さんは戸惑いながらも彼を受け入れ、気付いてみれば足を開かされ、促されるままにM字開脚というあられもない姿にさせられてしまうのです。
(第2チャプターから)
恋人の両手は、旅の終着点は当然ここだと言わんばかりにM字開脚の太ももの付け根を愛撫し始めます。「そこばっかり…」と苦笑いする平塚さんは両手で押しとどめようとするもあえなくはねのけられ、手がダメならとばかりに足で反撃。
「えいっ、えいっ、早く着替えるんだ」
カメラを踏みつけながら冗談まじりにつぶやく平塚さんが非常にキュートです。しかし恋人はこれでへこたれはしません。って何で彼の味方口調してんのオレw
(第2チャプターから)
いつの間にかスタンディングの体勢を取らされた平塚さんは、ローアングルのカメラワークで恋人に尻を愛撫されます。「塗ってんの、それ…?」と訝る平塚さん、そう、全く彼はクリームをつけていません。しかし問答無用といわんばかりに下から左右から、平塚さんの尻を高速で揉み続けます。このくだりは4thDVD「七色の恋」(ギルド、ノムラヨシキ監督)のマッサージシーンを思い起こします。
一通りスキンケア?が終わり、再び座って寛ぐ平塚さんでしたが、恋人は即座に第2ラウンドを始めるのです。朝から暇なカップルやなw
(第2チャプターから)
恋人の手は野卑に平塚さんの胸元へ伸び、バスタオルをはぎ取ろうとします。すんでのところではぎ取られるのは阻止した平塚さんですが、恋人はまず無防備になった太ももを再び責めていきます。
そして彼の手は胸に伸びていきますが、平塚さんのガードは相変わらず堅い。この鉄壁の守備に対し、恋人は逆転の発想とも言うべき攻撃を見せます。
平塚さんの手を取り、彼女の自らの手で90cmの豊満なバストを揺らさせまくるのでした。見ようによってはコミカルなくだりかもしれませんが、私は非常にセクシーな場面だと思いましたね。
なぜかというと、私が若いころにビデオレンタルで見た吉永小百合の主演映画「天国の駅」(1984年公開、出目昌伸監督、早坂暁脚本)の官能的な1シーンを思い出すからです。
(「天国の駅」DVD表ジャケットから)
サディスティックな夫役の津川雅彦に不貞を疑われた吉永。津川は償いといわんばかりに吉永の手を取り、「自分で慰めてみろ」と彼女の股間へ自らの手をやらせ、刺激を与えさせます。
当然手の動きはカメラから見切れているわけですが、津川の導きで意に反する自慰行為をさせられ、苦悶の表情を浮かべる吉永。興奮状態に至った津川は乱暴に吉永をうつ伏せに倒し、さらに尻を上げさせて彼女の着物をまくり上げ、ひざ立ちからの後背位に及ぶのでした。
…えらく長々とあらすじを説明しましたが、レンタルで観賞した私は清純派と名高い吉永の体を張った熱演に見入ったものです。いや、別にエロしか印象に残っていないわけではありませんがね。三浦友和のちょい悪演技や吉永を慕う西田敏行の熱演も心に残りましたし。
…えーと、何の話でしたっけwそうそう、恋人に腕を取られて自ら胸を揉まされる平塚さんの演技、これが「天国の駅」の吉永をほうふつとさせるもので、味わい深いセクシーがあったと。それが言いたかったわけです。
そして、恋人の責めはまだまだ終わりません。
(第2チャプターから)
再び平塚さんはスタンディングの体勢を取らされます。恋人の狙いは、今度は尻ではなく胸へ。バスタオルごと押さえている彼女の胸を脇の下から責め立てるのですが、ここで平塚さんが予期せぬ挙に出ます。
何と今度は、先ほどのように恋人の導きで強制的に胸を揺らすのではなく、自発的な意思で自らの胸を上下に高速の動きで揺らすではありませんか。これは思いがけない、一歩踏み込んだセクシー演技でした。相手の愛撫に応えるように自分の胸を揺らす、こうしたシーンは寡聞にして知りません。
半裸姿で執ように彼女の体をまさぐろうとする恋人。その思いに応えるように自らも興奮したかのように自身の胸を揺らしまくる平塚さん。果たして本当に興奮していたのか、それとも愛する彼を慮っての演技か。このくだりで窓に手をついて振り返る平塚さんの表情を見ると、考えさせるものがありますね。
そういう意味では、この第2チャプター後半のくだりは、セクシー一辺倒にとどまらない、小説の官能シーンの行間を読む作業を求められるようなシーンなように考えさせられます。って過言ですかね。
かくて約20分にわたる長い第2チャプターは終わり、今回の作品初の屋外シーンとなる第3チャプターとなります。こうご期待。
「30+α」レビューその2(シャイニングスター加納典譲監督)
ごぶさたしております。
今回は平塚奈菜さんの新作DVD「30+α」デビューの第2回。第2チャプターの風呂場のシーンを取り上げるとしましょう。
平塚さんと言えば前作「30」(シャイニングスター中村倫章監督)で、カメラマンから「風呂場でのグラビアが一番うまい」との評価を受けました。平塚と言えば風呂場、風呂場と言えば平塚というほど(まあ自分だけですがw)彼女にとって風呂場は相性のいい舞台だと思います。
その風呂場というシチュエーション、今作「30+α」では序盤でいきなり持ってきました。
(第2チャプターから)
引き絵からの平塚さんの後ろ姿で始まる第2チャプター。透ける素材の白ドレスを着用しています。初見のときは少し残念、茶色の眼帯ビキニのオーソドックスな衣装を見たかったがなあ…と思いましたが、平塚さんは立ち姿からかかとを鳴らすような動作で上下に胸を揺らし始めます。この演技はセカンドDVD「ななの七変化」(イーネットフロンティア、安倍雄治監督)でも黒ボンデージ衣装でやっていた記憶がありますね。ちょっと懐かしい。
(第2チャプターから)
やがて平塚さんは風呂場のカーテンをつかんで半身に構え、横乳を揺らします。加えて、シャワーを全身に浴びせながら下乳を持ち上げる様を接写してみせます。
見ている限りでは少し地味な動作を繰り返している平塚さんですが、これは実はチャプター後半への伏線となっているのです。その辺を念頭に、レビューを読み進めていただければ幸いですw
そうこうしているうちに風呂場のシーンは第2ステージ?を迎えます。
(第2チャプターから)
お湯をなみなみと張った浴槽に、ゆったりとつかる平塚さん。美女ののんびりとした入浴シーン、これだけでも癒しの要素は十分ですが、そこは風呂場のグラビアのうまさで知られる平塚さんですので、これで終わるわけはありません。思いがけず激しいグラビア演技が待っていました。
水面を俯瞰(ふかん)するように構えたカメラの目前で、透ける素材のパンツに包まれた平塚さんのヒップが、ゆったりと浮いたり沈んだり。壮観です。
やにわに平塚さんは体を裏返し、先ほどと同じように腹筋を使用して腰の上下運動を実施。表面張力をものともせず、開脚した股間を見せつけてみせる。
上半身の動きもさぼってはいない。キッチリとけだるそうなカメラ目線を送りつつ、両ひじで寄せた豊かなバストの下乳を平塚さんは見せつける。このあたり、彼女の本領発揮と言ってよいだろう。
(第2チャプターから)
程なく、水面ギリギリに構えていたカメラは水中へ潜航。風呂場やプールでの水中カメラはIVの定番です。ただ個人的な見解ですが、水中のシーンはモデルの動きが制約されることもあって意外と絵面が地味なんですよ。股間や尻を接写していても映像がゆがんで臨場感が出て来ないというか。
そういう先入観もあってこの水中カメラシーンはどうなるかと心配したのですが、それは杞憂に終わりました。それどころか想像以上の迫力。狭い浴槽内ということもあったでしょうが、より股間や尻の接写に迫力が生まれています。さらにカメラが歩を進めて平塚さんの両ひじを寄せた胸を接写しており、少し感心しました。そして水中カメラはローアングルの体勢から上昇し、水面に浮かぶヒップを接写。少し遠くに(といっても1m弱の距離ですが)平塚さんの後頭部が映り込んでいる様が、妙に絶景の感を醸し出していますw
(第2チャプターから)
風呂場のシーンは第3ステージに突入。湯船から身を起こした平塚さんは、石けんを手にして体洗いを開始します。胸の谷間に石けんを滑り込ませるオーソドックスな導入から、体を折り曲げての下半身洗いを展開。ローアングルのカメラに応えるように、平塚さんは冷たい感じの、かつそれがそそるみたいな流し目を送り太ももをウオッシュします。左腕を左足に絡ませながら右の太ももを洗う演技は、エロいというより「よくできるなー、体軟らかいからなー」と感心しきりでしたw
(第2チャプターから)
風呂場のシーンは第4ステージへ移行。舞台はいよいよバスタブへと移りました。
バスタブへ腰かける形の体勢を取った平塚さんは、改めて尻洗いを実施。石けんを持った手で尻を愛撫する…この演技自体は、現代のIV界においては定番化された手法であり、とりたてて大胆な絵、というわけではありません。しかしそこはわれらが平塚さん、絵面が持つように配慮したのかは分かりませんが、大胆に素手をパンツの中に差し込んで尻を洗ってみせるのでした。
意外と尻洗いのシーンで、がっつりと素手を差し込んで洗うケースって寡聞にして知らないんですよね。まあ私の見識が狭いだけかもしれませんが、コロンブスの卵的な感じでバスタブ演技の可能性を平塚さんがこじ開けたように思えました。
とはいえ、ここからは少し苦言を呈するトーンになりますw平塚さんは、これもバスタブ演技の定番たる「バスタブに腰かけた尻を上下に擦りつける」というシーンに挑戦…するのですが、これがあんまり尺ないんだよwひとこすりした段階で終わって次のシーンに行くんだよな。
しかもその次のシーン、キャプは割愛しますが、バスタブにまたがった状態の平塚さんが全身にシャワーを浴びたり、尻を突き出して体をくねらせるシーンを披露します。ここは少し展開的に流した感じがしました。やはりバスタブのシチュエーションに臨むのであれば、バスタブにまたがって腰を前後運動させ、その往復する股間や尻をきっちり接写してみせる…このくだりはぜひとも欲しかったところだ。
そういう意味では、「風呂場のグラビアが一番うまい」と言わしめた平塚さんとしては今回の第2チャプターは彼女の力量を考えれば少し物足りない…と厳しめの評価を下そうとするところでございました。
しかし「30+α」の第2チャプターは、まだまだ終わらない。今回のレビュー序盤で書いた「伏線」が、この後のシチュエーションで見事につながることになる。その点については、次回のレビューでとくと(?)語るとしよう。